文系ビジネスパーソンでもできる「副業・複業」の筆頭格として注目を集めるSCOUTER。
一方で、周囲に使いこなしている人がまだまだ少なく、活用イメージが湧いていない人も多いのが実情。
本日は実際にSCOUTERをフル活用されている複業家・落合実さんにお話を聞いて来ました。
落合実さんプロフィール
落合実/おちあい・みのる
1986年生まれ。緩和ケア認定看護師教育課程修了。高校卒業後、福岡市内の有床診療所に勤務。 准看護師、看護師の資格取得に合わせて大学病院、訪問看護ステーションと、施設の種類を変えながらも一貫して終末期患者の看護に従事。看護師勤務と平行してWEBデザイン学校に通学。現在は訪問看護師として訪問看護や事業所管理業務と平行して看護師キャリア支援や事業所の採用支援、ライターやサイトディレクションなどを行う。
ソーシャルヘッドハンティングサービスSCOUTERとは?
そもそもSCOUTERとは何か。
SCOUTERとは審査をクリアしたユーザーのみが、キャリアアドバイザー(=スカウター)として身の回りの友人や知人の転職を支援、スカウターにのみ限定公開される求人情報を共有し、その方の推薦文を書くことで、転職決定時に年収の一部をお祝い金として受け取ることができるサービスです。
引用元:SCOUTER公式サイト
簡単に言うと、自分の友人・知人に求人を紹介し、見事転職成功に至った場合、お祝い金としてお互いに15万円〜のお祝い金がもらえるという仕組みですね。
では早速、SCOUTERとして活動をされている落合さんにお話を伺っていきましょう。
SCOUTERをはじめたきっかけ
――まずはじめに、落合さんがSCOUTERの利用をはじめたきっかけについてお聞きしても良いですか? 現役看護師さんでSCOUTERをされている方は非常に珍しいなと思いまして。
落合さん:
本業こそ看護師とか医療系の事業をやっているのですが、元々スタートアップ・ベンチャーのカルチャーがすごく好きで、新しいWEBサービスやアプリがリリースされたらとりあえず登録して使ってみるタイプなんです。
SCOUTERもニュースリリースで見て「これは面白そう!僕のためのサービスだ!」と思って登録してみました。
自分自身、看護師でありながらベンチャー業界とのネットワークもある「ハブ」になっていることもあって、看護師の方はもちろん普通のビジネスパーソンから仕事の悩み相談を受けることも多いです。
月に20~30人くらいいろんな方と1対1でお会いする中で転職相談を受けることもしばしば。
看護師の中には一定数「看護師になって見たものの自分には合わないから、民間企業に転職したい」という人もいます。
そういう方にとって、看護師の経験しかないことはやはり不安要素の一つで、身の回りにビジネスパーソンが少ないこともあって、現役看護師でありつつ、民間企業のことも知っている僕を頼って相談に来る後輩も少なくありません。
そんな時に、これまでだったら「アドバイスだけ」で終わってしまっていましたが、SCOUTERがあることで、具体的に企業や求人を紹介できるので非常にありがたいです。
副業だからこそ、100%本人に寄り添ったアドバイスができる。
――実際にSCOUTERとして活動されてみて、いかがですか?転職に成功された方もいらっしゃいますか?
落合さん:
キャリア相談に乗った方はのべ50名に上りますが、実際に企業へご推薦したのは5名程度。
つい直近、一人転職が決まりましたが、自分のことのように、いや自分のこと以上に嬉しかったですね。
友人だからこそ、この会社なら活躍しているイメージが湧くな、心からオススメできるな、と思わない限りは紹介しません。
また、あくまで「複業」であって「これで食っていこうとは思っていない」からこそ、本当にその人自身に寄り添ったアドバイスができます。
僕が紹介した企業よりも合っていると感じる企業があれば、迷うことなくそちらをオススメします。
そのせいか、普通の転職エージェントよりも真っ先に僕に相談してくれるケースも多いと思います。
先日採用決定した方は他の転職エージェントは「決めよう決めよう」としているなと感じて信頼できなかったようで、 「落合さんだけは私の事をトコトン考えてアドバイスしてくれた」と僕のアドバイスを信じて転職を決めてくれたそうです。
自分の友人を紹介してお金をもらう抵抗感はないか?
――SCOUTERでは、紹介したタレントが転職成功したら15万円~のお祝い金がもらえる仕組みですが、自分の友人を紹介してお金をもらうことに抵抗感はないですか?
落合さん:
「お金を稼ごう」と思ってやっているわけではないので、あくまで「お祝い金」的な位置づけですね。
「お祝い金」は目的ではなく、あくまで「大切な友人の転職成功」という結果のおまけ。
もしかしたらお祝い金をもらわないとか、好きなNPOに寄付をするという選択肢があっても良いかもしれないですね。
求人を紹介することに意味があるのではなく、紹介してから転職成功までをすることに意味があると思ってます。
どんな人にオススメしたいか?
――SCOUTERには向き・不向きがあると思っているのですが、どんな人に向いてると思いますか?
落合さん:
友人の悩みの相談に乗ったりするのが好きな「ちょっとお節介な人」ですね。
逆に自分に「軸」がない人は辞めた方が良い。
例えば、ネットワークビジネスにハマってしまうような人。
その方の「転職成功」ではなく「お金稼ぎ」が目的になってしまうと、結果的に価値を生まず、周囲を不幸にしてしまう可能性もあります。
既に現在も自然と周りから転職の相談を受けていたり、キャリアの悩み相談を受ける人にとっては、 アドバイスに加えて具体的な求人を紹介できて、 結果的に転職が成功出来たらお祝い金がもらえるので、自分の強みを生かした複業ができると思います。
キャリア相談に乗るのが得意な方はチャレンジしてみては?
常日頃からキャリア相談に乗っていたり、コーチングなどで個人のキャリア支援をされている方にとって、具体的に紹介できる求人があるのは非常にありがたいですよね。
サービスの質を一定以上に保つ上で「審査制」となっているようでしたが、ご興味のある方は是非一度登録申請してみることをオススメします。
▼スカウター審査応募はこちらから
https://service.scouter.co.jp/
最終更新日: 2016/10/31