「副業解禁」が話題になっています。
ロート製薬が「社外チャレンジワーク制度」という形で兼業・副業を解禁したことを皮切りに、「Wedge」や「東洋経済」などの経済誌やテレビや新聞で「副業解禁」について特集が組まれることが増えてきました。
これまで、「副業OK」は一部のITベンチャーやスタートアップだけのものでしたが、歴史のある大手企業でも真剣に副業・複業解禁が検討されつつあります。
個人の7割が副業解禁に賛成。
一方、個人側は「副業解禁」の動きについてどう捉えているのでしょうか。
「副業促進に関する意識調査」によれば、73%の人が「副業促進」に「賛成」とするなど、極めて前向きであることが伺えます。
理由をいくつか抜粋しましょう。
・「1 社では十分な給料が得られないから、就業時間以外の時間の使い方は自由だと思うから」(40 代・女性)
・「職業の選択肢が増えて適職を見つけることができるかも」(60 歳以上・男性)
・「ひとつの職業では何かあった時にリスクが高いので」(40 代・女性)
・「副業を行う人が増えることで経済の活性化が見込まれると思うので」(50 代・男性)
・「少子高齢化なので 1 人当たりの働く価値を高めた方が良い」(30 代・男性)
・「複数の会社や職業につくことで、1 つの企業だけに勤めているよりもはるかに視野や考え方が広がる」(30 代・女性)
・「本職に影響が出ない範囲なのであれば、禁止する必要性はないのではないか。」(20 代・男性)
多少の差はあれど、年代を問わずほとんどの方が賛成であることが分かります。
副業に興味はあるけれど…
企業側が終身雇用・年功賃金を保証できなくなった今、そう遠くない未来に「副業解禁時代」が訪れることでしょう。
- 本業ではできない「得意なこと、やりたいこと」で稼ぐ。
- 本業以外に収入源を確保する。
そう考えると、個人にとっても魅力的な働き方ですよね。
ただ、副業・複業には興味はあるものの「具体的にどんな副業・複業にチャレンジすれば良いのか分からない」という声をよく耳にします。
エンジニアやデザイナーなどの「モノづくり系職種」の方は、クラウドワークスやランサーズをはじめ、多くのクラウドソーシングサービスに山ほど案件があるので、比較的副業にチャレンジしやすいです。
一方、営業職や管理部門などの「非モノづくり系」の職種の方々、いわゆる文系ビジネスパーソンの方々はなかなか難しいです。
クラウドソーシング系のサイトを見ても、非モノづくり系の案件はほとんどありません。あっても非常に低単価のライティング系の案件や、誰でもできるようなアンケートの案件ばかり。頑張って記事書いたり、時間をかけてアンケートを回答しても数百円しかもらえなかったり、とか、心折れますよね。
「複業リテラシー」を高めよう。
先日、文系ビジネスパーソンにオススメの副業支援サービスまとめでもご紹介しましたが、徐々に文系ビジネスパーソンでもチャレンジできる副業支援サービスも増えつつあります。
一方で、こういったサービスは増えてきているものの、
- こういったサービスをどのように使いこなせば良いか?
- そもそも自分はどんな副業・複業があっているのか?
- どういうステップ・プロセスを踏むべきなのか?
についてはまだまだ理解が浸透していないのが実情です。
また、副業・複業を行う場合、どんな税制上の対策が必要なのか?についてもまだまだ知られていません。
さらには、世の中には「副業で稼ぎたい!」という気持ちにつけ込んだ詐欺まがいの情報商材やネットワークビジネスも氾濫しており、そうした「怪しいモノ」をちゃんと見極める力も求められます。
そうした「複業リテラシー」を高めることが、今の時代の働き手には求められているのです。
HARES OPEN COLLEGEを開講します。
「複業リテラシー」を高め、自分らしい複業のカタチの追求をサポートするラーニングコミュニティ(学び合いの場)として「HARES COLLEGE」を運営しています。
現在はβ版としてPeatixで運用していますが、来月12月1日よりDMM Loungeで正式リリース予定です。
また、11月21日(月)の夜は「HARES OPEN COLLEGE」と題して、HARES COLLEGEメンバー以外も参加可能なイベントを開催予定です。
当日は日本初のソーシャルヘッドハンティングサービスの「SCOUTER」を運営する株式会社SCOUTER代表取締役の中嶋 汰朗さん、本日11月15日に正式リリースする「WoWme(ワオミー)」を運営する株式会社クラウドワークスの石山安珠さんにお越し頂き「文系ビジネスパーソンの働き方」について語って頂くほか、実際に複業を実践されている方から「複業家のリアル」をお聞きしていきます。
参考:SCOUTERだからこそ、個人にとことん寄り添った転職サポートができる。
参考:クラウドワークスの新サービス「ワオミー」は働き方を変えるか?
当日はドリンクと軽食もご用意しており、既に複業を実践している「複業家」やこれから複業にチャレンジしたい!と考えている人同士での交流会もありますので、「複業家」という働き方に少しでもご興味のある方はいらしてみて下さいね。
皆さんにお会いできるのを楽しみにしてます!