ある特定のスキルを持ち個人として仕事ができるようになれば、フリーランスとして独立するのもひとつの選択肢です。

「フリーランスがキャリアアップの選択肢のひとつになるようにしたい。」

と話してくれたのは、エンファクトリーの今井さん。エンファクトリーは人材理念に”専業禁止”を掲げ、社員の複業を歓迎するユニークな会社です。

参考:パラレルワークが生む経営者目線とは。エンファクトリー加藤社長に聞く副業解禁の極意。

今回HARES.JP編集部がインタビューしたのは、エンファクトリーからリリースされた、フリーランスのための仕事探しのプラットフォーム「Teamlancer」。エンファクトリーがTeamlancerを通じて目指す、「個人主体の新しい働き方」についてプロデューサーの今井祐輝さんにお話を伺いました。

今井 祐輝さんのプロフィール

1990年長野県生まれ。前職ではベンチャー企業数社でパートナーとして、新サービスの開発を多数経験。現在はその知見を活かし、株式会社エンファクトリーにて、「Teamlancer」のサーバーサイド開発を一人でこなし、企画、グロースアップに関わる業務を幅広く担当。主業務の傍ら、民泊や地方グルメメディア運営など、パラレルワークも行なう。

フリーランスが”チーム”で仕事をできるように

ー簡単に、TeamLancerをご紹介していただいてもよろしいですか?

Teamlancerは企業とフリーランスが仕事を受発注できる、インターネット上のプラットフォームです。企業がプロジェクトでメンバーを募集し、フリーランスがそれに応募することで、マッチングが生まれます。

クラウドソーシングとは違うのは、完全実名制なこと。顔の見えない人ではなく、実績のあるフリーランスやパラレルワーカーがプロジェクトへ応募する仕様になっています。

一番の特徴は、プロジェクトの理念やミッションを共有できることです。Teamlancerで募集している仕事は、細かく役割が決まっている「単発の仕事募集」ではなく、「数週間から数ヶ月のプロジェクト」また、仕事の紹介画面では「なぜやるのか?」という表題が一番上にあるので、フリーランスは「ミッションへの共感」や「やりがい」をベースに応募できる仕様になっています。

 

ーサービス名の「Team」には、どのような意味が込められているのでしょうか?

名前の通り、フリーランスでチームを組んでプロジェクトを進めることができるのもひとつの特徴です。

フリーランスというと「個人」で仕事を受注するというイメージが強いですが、Teamlancerでは「顔と実績が見える人同士」でプロジェクトへ参加することができます。

さらに仕事の報酬は金銭だけではなく、「プロジェクトが成功した時は、チームメンバーと焼肉を食べる」というチームビルディングを促せるような独自の報酬が設定されています。

「なんのためにプロジェクトをやるのか」というミッションのすり合わせができると、チームメンバーとのコミュニケーションの活性化が生まれるため、受発注だけの関係ではなく、プロジェクトのチームメンバーとして仕事へ参加できるのが大きな魅力です。

 

ー今井さんが「フリーランス向けのサービスを作りたい」と思ったのは、きっかけがあったのでしょうか?

弊社の代表の加藤に出会ったことが大きな転機でした。

エンファクトリーには中途で入社したのですが、 前職を辞めた時にはフリーランスも考えていました。私はエンジニアであり、友人にもフリーランスのエンジニアがいたため、比較的仕事の受注はしやすい環境ではあったと思います。

しかし、それでも収入は不安定ですし、仕事の広がりに限界がある。さらに、キャリアを積む目的でクラウドソーシングを利用しようと思っても、思ったように案件が見つかりません。高単価の案件を受注するためには、信じられないような価格で”小さい信用”を積み上げていかなければなりません。

フリーランスもキャリアの選択肢のひとつのはずなのに、実績が公開されない限りはそれが実現しづらい。「技術力のある人がフリーランスになりやすいようになればいいのに」と悶々とする日々でした。

そんな中、エンファクトリーの『「自ら生活や働き方、生き方をデザインし、自分自身の人生の主役」に立つ機会を産み出す』という理念に共感し、「フリーランス同士を繋げるサービスをつくろう」と思い立ったのがきっかけです。

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ーフリーランスの中でも、どのような人にTeamlancerを使っていただきたいですか?

フリーランスや複業家の中でも、単発の仕事だけではなく「会社と一緒になってプロジェクトをやっていきたい」という、成長意欲の高い方にはぜひオススメしたいですね。

企業がスキルを認めた場合には、企業がプロジェクト終了後にフリーランスを直接雇用をすることもできます。プロジェクトに参加しているフリーランスはどんどん自分の裁量を増やしていって欲しい。

現在はIT領域に絞って登録を受け付けていますが、今後はメディア開発やものづくりへと領域を広げていこうと思っています。

 

ーTeamlancerを初めて使う人への「おすすめの使い方」はありますか?

まずはプロジェクトの理念を知ることから始めると良いと思います。

プロジェクトの募集画面に「話を聞きに行く」ボタンを設置しており、案件の受発注の前にすり合わせの時間が取れるようにしています。プロジェクトを開始する前に、どんな理念のプロジェクトで、どんな人と働くのか、という合意が取れた後にプロジェクトが開始されます。事前の打ち合わせは、会って話すことも、オンライン上のメッセージやスカイプ、電話でも可能です。

まずはポートフォリオを登録して、自分の「得意」が人からわかりやすいようにした上で、プロジェクトに申し込むことをおすすめしています。実績がわかる形で記入されていれば、発注する側も「フリーランスの組み合わせ」を考えることができます。

ちなみに、現在Amazonギフト券300円分が、先着1000名様にプレゼントされる「フリーランス紹介キャンペーン」をやっているところです。

紹介したフリーランスの友人が登録してプロフィールを入力すると、自分にも友人にも300円がプレゼントされるので、友人と試しに利用してみてください!

“想い”がある企業に使って欲しい

ーフリーランスへの利用を促す一方、どのような企業にTeamlancerを使ってもらいたいですか?

「ミッション」への想いが強い企業です。例えば中小のメーカーで、「良い製品を作っている自負はあるけれど、ECの作り方がわからない」といったときに、それに共感するウェブディレクターやデザイナーといった人の募集ができる。

また、募集を作成した時は、プロジェクトをTwitterやFacebookなどのSNSでシェアしてアピールすることができます。

現在はベータ版なので、メンバーの募集をするのに一切費用はかかりません。この機会に是非掲載していただきたいと思っています。

 

ーエンファクトリーとして社内の案件に必要な人材を、Teamlancerを使って募集することも可能ですよね。

実は、エンファクトリーでも「Teamlancerのプロジェクト」を募集していて、もう応募が来ているんです(笑)。

他にも、複業をしている社員が新しく事業を始める際に、Teamlancerで募集することも可能です。自分の会社のプラットフォームに個人の複業のプロジェクトを載せるのは、”専業禁止”のエンファクトリーならでは。同様に、実は企業だけではなくフリーランスやパラレルワーカーの方も、プロジェクトメンバーが足りない時に、フリーランスを募集することができるんです。

”小さな会社”をつくっていく

ーTeamlancerで実現したい”働き方”について教えてください。

個人が「小さな会社」のような組織を作れることを目指し、これからは新たに「チーム機能」、「スカウト機能」の二つを実装する予定です。

まずはフリーランス同士がチームを組めるようになる、「チーム機能」です。企業だけでなく、個人がプロジェクトをTeamlancer上に登録してフリーランスや複業家仲間を集められるようになります。

例えば、新しくオウンドメディアを立ち上げるのであれば、Teamlancer上でライターとデザイナーを募集できるようになる。登録しているフリーランスが増えることで、個人で考えたプロジェクトに信頼のある人を付ける仕組みを考えています。

次に、発注者がフリーランスをプロジェクトに誘える「スカウト機能」です。能力のある個人がプラットフォーム内で企業から選ばれるようになるので、個人の信用が可視化される。エンジニアなら「Rubyはどれくらいやっていて、成果物はこれです」と実名で書けるようにしていれば、プロジェクトへの招待がくるようになります。

さらに、米国の「WeWork」のようなコワーキングスペースとの連動も視野に入れています。「デザイナーの誰さんが”あの場所”にいるなら、あの人を中心とした”チーム”に頼もう」というように、場所も起点となってチームやコミュニティを作っていく。

だから、Teamlancerで目指す働き方に名前はまだなく、強いていうならば”3ヶ月単位で移動していく、小さい会社のようなチーム”です。「個人で働くこと」でも「企業で働くこと」でもなく、その間の「新しい働き方」です。

プロジェクトやミッション毎に流動的にメンバーと場所が変わり、短期で終わるものもあれば中長期に渡って併走していくものもある。個人の「知識」や「経験」が、チームをつくっていく事で共有され、フリーランスや複業家のコミュニティができていく。

コミュニティの中はお金だけではない「情緒的な価値」で信頼が繋がっていきます。その情緒的な繋がりを”縁”として、エンファクトリーのビジョンであるスモールビジネスの創出に寄与していけたらいいな、と思っています。

>>Teamlancerの登録はこちらから!

取材・執筆:奥岡けんと

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