複業家のためのオンラインサロン「HARES COLLEGE」では、毎週ゲストをお呼びして少人数制の勉強会、「HARES LIVE」を開催しています。                          

今回、ゲストとしてお迎えした三原さんは、大手事業会社の広報PRを担当しながら、複数社で社外広報として活躍する複業家です。三原さんの掲げる『選択肢に溢れたミライを創る』というビジョンはどのように育まれたのでしょうか、その背景を伺いました。

 

三原菜央さんのプロフィール
大学卒業後、学校法人「三幸学園」に就職。三幸学園に8年間勤務した後、Webのプロモーションを行うベンチャー企業に転職。主に営業とオウンドメディアの立ち上げに従事。その後、学校広報やオウンドメディアの経験を活かして大手事業会社に転職。自社のBtoBサービスの広報担当として働き、グループ内の広報ナレッジコンテストでは全社2位を獲得。本業に留まらず、「先生の学校」の開催や業務委託での広報として社外広報案件の獲得など、複業家として幅広く活躍中。

学校の先生が大手事業会社の広報に

ーー簡単な自己紹介をお願いします。

大学卒業後、「三幸学園」という学校法人で8年間勤務し、ベンチャー企業を経て、現在は大手事業会社で広報をしています。

三幸学園では、教師としての「教える」仕事だけでなく、生徒達の就職支援や実習先の開拓、広報としての活動など様々な仕事を任されていました。

教師ってとてもハードな職業なんです。土日にもオープンキャンパスなどで出勤があり、最初の1年で同期の三分の一が離職。それでも、生徒がとにかく可愛くてやりがいを感じていたので8年間続けられました。

「世の中のことを全然知らなかった…」

ーー教員から民間企業へ転職されたきっかけは何だったのですか?

転職した理由は二つありました。一つ目に、教師としての今後のキャリアに疑問を抱いたからです。基本的に、先生の仕事はルーティンワークです。目の前の生徒たちは変化していきますが、「どの時期に何のイベントがある」というのがあらかじめ決まっており、毎年同じことの繰り返しです。この先何年も、「同じ場所で、同じことを繰り返す」と考えると、自分のキャリアの単調さを感じざるを得ませんでした。

二つ目に、社会人としての一般常識の無さを痛感したからです。生徒に「一般企業に就職したい」と、進路の相談をされたとしても、社会人経験がないため、何も答えられない。自分に悔しさと焦りを感じました。

裁量も与えていただき、やりがいも持って働いていましたが、そんな二つの理由が重なったこともあり、転職を決意しました。

ーー転職先をベンチャー企業に選んだ理由は何だったんですか?

恥ずかしながら、そもそもどこが大手企業でどこがベンチャー企業なのかすらもわかってませんでした。先生はとても閉鎖的な仕事で、転職活動の常識を知らなかったんです。

ただ学校の仕事の中でも広報の仕事が好きだったので、広報にも関係するWebの知識を身につけたいと思い、リスティング広告やSEOの知見を高められるような会社を探し始めました。そして、最初に内定をいただいたベンチャー企業に転職しました。

2年間ベンチャー企業に勤めましたが、私には合わないと感じることもあり、今の大手事業会社に転職しました。働き始めてから、ちょうど1年くらい経ちますが、楽しく働かせてもらってます。

「選択肢に溢れたミライを」

ーー複業を始めてみようと思ったのはいつ頃からだったのですか?

複業を始めようと思ったのは、自分の力を試したいと思った時からです。先生を辞めてベンチャー企業に飛び込んだとき、わからないことが多く最初は不安でした。しかし、慣れてくるにつれ、「学校だから」「ベンチャー企業だから」という差がないことに気が付きました。どの環境にいても、自分次第で活躍はできるということを実感できたので、今後は企業の力をかりず、「三原菜央」という個で勝負したいと思い、複業を始めました。

また、教師とビジネスパーソンの両方を経験したことで、日本の学校教育がいかに狭い視野の中で営まれているかを知りました。それは、教師の社会人経験の無さに起因していて、その結果、子どもたちの選択肢を教師が奪ってしまっている可能性があることに、危機感を覚えました。

その状況を解決する活動として、日頃から子どもたちに向き合っている先生の視野を広げ、新しい視点を届ける「先生の学校」という団体を立ち上げたのです。

ーー「 先生の学校」では、具体的にどんなことをやられているのですか?

先生の学校では、「先生たちに新しい視点を届ける」をテーマに、学校の先生たちに対して、定期的にイベントを開催しています。

「クラウドファンディング」や「フィンランド教育」など、先生たちが深く学ぶ機会が少ないけれど、世の中で盛り上がっているテーマを設定し、毎回そのテーマに詳しいゲストをお呼びして授業してもらう形式にしています。

例えば「クラウドファンディング」という概念を先生が知っていることで、先生の選択肢が広がるので、子どもたちの選択肢も広がります。なので、まずは先生自身が新しい視点を手に入れることが大切であると考えています。新しい視点を手に入れるということは、先生自身の人生を豊かにすることにも繋がります。子どもたちはもちろんのこと、先生の人生も豊かにすることを「先生の学校」では目指しています。

ーー実際にイベントを開催されてみてどうでしたか?

2016年9月に行った第1回のイベントに関しては、160名の方に参加していただきました。無名の団体のイベントに150名以上なので、一般的に見れば成功だったと思いますが、会場選びなどに関しては、反省や学びも多いイベントでした。

そういった反省点を踏まえて、その後の「先生の学校」では大きな会場でたくさんの人を呼んで開催するのではなく、密な関係でしっかりと一人一人に価値を提供できる場を作っていくことに決めました。また、今後は自分だけではなく協力してくれるいろんな人を巻き込みながら、各地域にこういう場ができればいいなと思っています。

広報とは、人々の選択肢を増やすこと

ーー最近では、先生の学校以外にも複業として広報の仕事をやられていますよね。どのようにやられているのですか?

最近は本業の大手事業会社で広報の仕事をやりつつ、プロボノとしてスポーツ系のNPO法人や出版社でも広報の仕事を手伝わせてもらってます。なぜ広報の仕事にそんなにやりがいを感じているかというと、「選択肢に溢れたミライをつくる」という自分の夢を体現できるからです。

いわば広報の仕事とは、自分の素晴らしいと思う商品を自らの工夫によって多くの人に知ってもらい人々の選択肢を増やすことであり、まさに自分がやりたいと思っていることそのものです。そこにやりがいを感じ、いろんな人に広報の仕事をやりたいと言い続けた結果、ご縁がありまして他の会社さんでも手伝わせてもらえることになったのがきっかけです。

ーーなかなか複業で案件を獲得することは難しいと思うのですが、どうやって獲得しているのですか?

私自身も案件を獲得することは難しいと思います。私が「先生の学校」から感じたのは、しっかりと自分の想いを相手に伝えることの重要性です。すぐには仕事に繋がらなかったとしても、根気強く発信していくことで、意外なところからご縁が繋がることがあります。

ほかには、積極的に誰かに貢献していくことも大切です。常に誰かにギブすることを続けていけば、後から自ずとテイクが返ってくると思います。

ーーこれから複業を始めようとしている方にメッセージをお願いします。

やりたいと思ったことは、何でも始めてみることが大切。私が教師から複業家として活動しているように、選択肢に溢れた未来は自分自身の意志で創り出していくことができます。その時は失敗だと思っても、後から振り返れば成功の種だったこともあるので、失敗を恐れずにどんどんチャレンジしていただければと思います。

「複業家」という生き方にご興味ある方へ。

HARESでは「二兎を追って二兎を得る生き方」を応援するために、HARES COLLEGEというラーニング・コミュニティを運営しています。

実際にバリバリ複業家として本業の傍ら事業を立ち上げている方から、まさにこれから複業をはじめようと思っています、という方まで現在約80名のメンバー(ゲストメンバー含む)が参加しています。

オンライン(Facebookグループ)での情報・ノウハウ共有のみならず、月に1回のオフ会や毎週開催の朝勉強会「HARES LIVE」など、オンライン&オフライン問わず学び合い、交流を深められる場を提供しています。

>>ご興味ある方はこちらから<<

 

文章:児玉悠太朗@damao_jp
インタビュー:西村創一朗@souta6954

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