こんばんは。HARES.JPの西村です。
「二兎を追って二兎を得られる世の中を創る」をビジョンに活動をしているHARESですが、最大のミッションの一つが「副業禁止規定をなくす」ことです。

先日、月刊誌のWedgeでも「副業解禁」が特集されていましたが、企業・個人双方にとって、今や「副業解禁」の流れは避けては通れない時代になりつつあります。

とはいえ、実際に副業を解禁している企業はまだまだ少ない、というのが現状。
またそれゆえ、「副業解禁」にあたって、各社が何を悩み、どんなプロセスを経て副業解禁に至ったのか?についての情報がほとんど公になっておらず、副業解禁を検討しようにも、どこから手をつけたらいいかわからない、というのが企業経営者・人事のホンネでしょう。

そういった情報を可能な限りオープンにするために、HARES.JPでは実際に副業を解禁した企業へのインタビューを行っています。
<<インタビュー:複業解禁を公表して間もないウィルゲート。その決断の背景とは>>

とある中小企業が「副業解禁」を決めた理由とは

「もっともっとたくさんの企業の事例を紹介したい」と思い、日々ネットを徘徊しているのですが、先日Twitterでこんなツイートを発見。 おおお・・・!
「今勤めている会社が副業OKになる」・・・だと?

「これは話を聞いてみるしかない!」ということで、早速DMで聞いてみました。 %e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-09-12-0-30-38 「返信くるかな・・・」と心配したのもつかの間、すぐに返信くださいました。
あおいさんの勤務先で副業解禁を決められた背景について、以下の通り語ってくださいました。

はじめまして。
メッセージありがとうございます。
これから公になるのですが、
大きく2点あります。
①元々自分の活動に異論を唱えるものがいるということがきっかけになりました。
正社員として働いているのに、個人的に収入のある依頼を受けて活動してよいのか。
そこで、当社の社長は約半年ほど前から活動を会社にオープンにして収入が発生する際は都度報告書を上げる条件で周囲にうまく言っていただけていたようです。
しかし自分の活動が益々大きくなり、しまいには会社を立ち上げたことにより、退社させることもできましたが、
非常にその点を深く検討していただき、これを機に会社の規定を変えることになったんです。ただし、会社の時間に影響が出たりする際はNGとしてます。また詳細はまだ未確定ですが、スキルアップや事業に活かせる仕事限定になるかはわかりません。

②先日より若い社員が立て続けに退社希望を相談する事態が起こり、いずれも新たな資格を手につけたいという理由で辞めるとのことでした。
まぁ円満退社を望んでとってつけた理由かもしれませんが、
その理由を受けて、当社の社長が検討し、スキルアップに伴う支援を用意したりする方向にもなってます。
また今回改めてクリエイト部署を立ち上げ、社員が個々に持ち合わせている才能を活かしたグループを見せることで、若い人に対して少しでもアウトプットする場を提供する方針になりました。

まぁ内容や方向性的に自分もいずれ辞める意思は伝えていましたから、それを阻止したいのもあったのでしょうが
会社の規律を変えたり、社長と本日も話しましたが、今の時代に合わせた考え方にシフトする旨をお話しいただきました。
なるほど・・・!非常に赤裸々ですね。
つまるところ、
1.あおいさんが副業をしていた
2.副業活動に異議を唱える人がいた
3.若手社員が相次いで退職している現状に課題意識を持った経営陣が副業禁止規定自体を変えることを検討。
4.副業解禁のみならず、若手社員が自分の才能・強みをアウトプットする場を提供することに。
ということですね。

さらに、こうした一連の施策が発表されたことで、退職を思いとどまった若手社員も少なくないとか。本当に素晴らしいです。

詳細はまた後日追ってインタビューさせていただく予定ですが、非常に楽しみです。

「副業解禁推進委員会」を立ち上げました。

こうした「副業解禁」にまつわる情報公開を進めるために、「非公開」のFacebookグループ「副業解禁推進委員会」を立ち上げました。

「副業解禁」をテーマにした企業経営者・人事向けリアルイベント「副業解禁しNIGHT」を現在企画中なので、ご興味ある方は参加リクエストくださいね。

また、「副業解禁したよ」「副業OKにしてるよ」という企業様がいらっしゃいましたら、是非インタビューさせていただきたいと思います。
自薦他薦は問いませんので、こちらのフォームよりお知らせいただけますと幸いです。

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